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「サロンカー紀南」を紀伊田原ー古座の俯瞰で

今回も話が長くなりますが秋の夜長てことで少々お付き合いの程宜しくお願い致します。

養老鉄道で620系D25編成のさよなら運転を撮ったあと翌日に紀勢西線で走る「サロンカー紀南」の復路を撮るべく一路、紀伊勝浦へ向かった。
当ブログの常連さんでもあるDF50 34さんと紀伊勝浦で落ち合ってホテル浦島の忘帰洞という温泉に入る予定だったが、ナビをセットした時点で紀伊勝浦の到着は18時50分となっていて、日帰り入浴の時間は19時までの18時が最終受付なので、この時点で既にタイムアウトである。
DF50 34さんには大変申し訳ないが先に入っててもらうか別の温泉にしてもらうしかなく、快く違う温泉に入ろうてことで承諾して下さった。

桑名東から東名阪自動車道、亀山からは伊勢自動車道を経由して勢和多気インターより紀勢自動車道に入る。何年か前にまだ紀勢自動車道が紀勢大内山インターで終わってた頃に同インターまで乗ったことがあるが、これより先の区間は今回が初めて乗るのでとても楽しみでもあった。

紀勢東線で毎週のように貨物列車(当時3161レ)を追っかけてた頃は、今のような高速道路はなくて平行する国道42号線をだらだらと走ってたもので、その当時この山の中を一本の高速道路で突き抜けるとは夢にも思わなかった。
特に梅ヶ谷より先の紀伊長島までの荷阪峠をグネグネとカーブに身を放り出されそうになりながらも登ったり下ったりしたもので、それが今やトンネル一本ぬければあっという間に紀伊長島へ到達をする。狐につままれた感じがして正直驚きを隠せなかった。

かつてよく撮影をしていたところの直ぐ脇に高速道路が通っているのだから、懐かしさ半分と驚きが半分である。これによりもう撮れなくなった撮影地とかもあると聞いている。
紀勢道は紀伊長島より先は地方自治体の負担による新直轄方式になるので通行料金が無料区間となる。
尾鷲で紀勢自動車道は終点で国道42号線へアプローチされる。ここより先も工事中のようで近い将来延伸されるようだ。

尾鷲市内を抜けると国道42号線は山道へと差し掛かる。この先、矢ノ川峠に向け上り勾配とカーブの連続になるが何と!山の中で突如バイパスの入り口が現れた。
これより先、大泊までは熊野尾鷲道路一本で行けるようだ。荷阪峠同様、矢ノ川峠をグネグネとアクセルオンオフで走らなくてもいいのだ。
何という時代の流れ随分便利になったものだ。

あっという間に熊野尾鷲道路の終点に到達した。紀勢本線大泊駅に沿うような感じでバイパスが終わる。当時この辺りで大泊駅の桜と貨物列車を絡めて撮った記憶があるが、バイパスが出来たおかげで今や不可能になったに違いない。
大泊から先新宮までは今まで通り変化のない一車線の道をダラダラと走る。日はとっくに沈んでしまっていて海が全く見えないが明るい時間なら太平洋の大海原が車窓に見えて快適なドライブになってただろう。

紀伊井田駅を過ぎた先で国道42号線はバイパスと鵜殿方面に行く旧国道42号線と分かれるが先を急ぐのでバイパスへ入る。
こちらのバイパスは当時は村の途中で終わってて、先はまだ区画整理中だった。新宮方面に行く車は旧道を走るしかなかった。未開通のバイパス部分は生活道路的なもので地元の車しか走っていなかったがバイパスが全通をして今や立派な国道として成長をし車がビュンビュン走ってることに、ただ驚くばかりである。

そして国道42号線のバイパスは新宮川を渡る新熊野大橋と直結していて橋長418.5mのトラス橋を渡り新宮市内へ入る。新宮市内を走るのも10年ぶりくらいかもしれない。

国道42号は新宮市内の外れの三輪崎辺りで再び那智勝浦道路と呼ばれるバイパスの無料区間に入る。太地まで15.2kmを結ぶバイパスである。終点の太地を下りると再び国道42号線を走って太地温泉へ向かった。
太地はくじらで有名で、くじらの博物館などもある。向かった先は太地温泉「花いろどりの宿 花游(かゆう)」日帰り入浴の時間が21時までと結構遅くまでやっていて露天風呂がいい感じだったので、ここにしようと言うことで「花游」の駐車場でDF50 34さんと待ち合わせをし合流を果たした。

「花游」の入浴料は1,000円で温泉が二つあって2Fにある大浴場の「暖海の湯」と1Fにある露天風呂の「岬波の湯」がある。
露天風呂と大浴場を雰囲気のある回廊で繋がっている。
露天風呂は海からの汐の香りが漂ってきて打ち寄せては砕ける波の音がよく聞こえてくる。40分間ほどそんな波の音を聞きながらじっくりと露天風呂に浸かったあとはDF50 34さんの案内で紀伊勝浦の漁港に向かい車中泊をすることになった。
そして漁港のベンチに腰かけてビール片手に秋の夜長を眠くなるまで大いに語りあった。

そして明くる朝、漁港の慌ただしい物音で目が覚めた。
歯磨きと洗面を済ませてから漁港の市場を見て回りコンビニで朝食を摂ってから撮影場所へ向かう。

ここからは各々撮りたい場所がある為DF50 34さんとはお別れをして私は紀伊田原ー古座間の海岸を俯瞰する場所へ向かった。天気は曇りがベースで何だか気が重たい。サロンカー紀南の時間までまだ3時間はあるので、それまでに天気が回復してくれることを切に願う。

下里ー紀伊浦神間の玉ノ浦沿いの有名俯瞰には人が居るのが走りもって車からも確認できた。
下の駐車帯も同業者の車でいっぱいだったので今から行こうと思っている俯瞰場所のキャパが心配になってくる。

そして目的の撮影場所近くに着いた。空き地に車を置いて機材と三脚を持って俯瞰場所まで急斜面を登る。
数十年ぶりにくる紀伊田原の俯瞰。当時は道筋がついてて登りやすかったが今はあまり人が来なくなって道筋も消え木が生い茂り蜘蛛の巣だらけだった。乾いた土に足が取られて登るのにひと苦労をし何とか無事に頂上に到達をした。何人か居るかと思いきや場所取り用の三脚が一本あるだけで誰ひとりと居ない。
断崖絶壁にキャパがかなり限られてくるから人が多かったらどうしょうかと心配をしていたがそれも取り越し苦労だった。

断崖絶壁からの視界は良好!あとは晴れてくれれば文句ないが曇りのままである。南の空を見ると雲がだいぶ途切れてきて青空が見えてきてたのでこれは期待が出来ると気分は上々。

目の前を太平洋が広がっていて打ち寄せる波の音と少しばかり風があってとても心地よい。あとはサロンカー紀南の通過時の天気のみが心配である。
青空が見え初めていた空もまた雲に覆われはじめてきてあっという間にまた雲だらけになってしまった。

サロンカー紀南の通過まで30分を切った。撮り鉄が沢山登ってくるのでは?と思っていたが誰も来ない。場所取りをしていた三脚の持ち主一人だけが現れた。
なんだかんだ言ってるうちに15分前となり雲がまた切れはじめて青空が見えてきた。太陽もサンサンと覗かせている。海の色も灰色から次第に青色に変わり期待が一層高まる。そんな中、紀伊田原駅でサロンカー紀南と交換するであろうと思われるオーシャンアローが新宮方面に上っていった。
いよいよ本番間近、サロンカー紀南が間もなく姿を表すであろう時間が近付いてきた。

しかし太陽の周りに怪しい雲が近づいてきて間もなく雲が太陽にかかりそうな嫌な感じになってきた。ケーブルスイッチを持つ手にも力が入り、ハラハラしながらその時間をジッと待つ。こう言う時は1分1秒が長く感じるものである。
そして海岸線の先にようやくヘッドライトが見えた!サロンカー紀南がゆっくりと海岸線を縫うようにこっちに向かってやってくる。そしてシャッターを切った。太陽に雲がかかる寸前で何とか逃げ切った。

_IMG2214.jpg

画像からもその時の雲の多さがお分かり頂けるかと思う。こんな状況のなかを何とか、どーにかこーにか晴れで撮ることが出来てホッと安堵の胸を撫で下ろしたところで次の撮影ポイントへ追っかけるため急いで山を下りたのだった。

ここまで長文をお読み頂きありがとうございました。

2018.10.14 サロンカー紀南 DD51 1109 紀伊田原ー古座
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No title

あの日の田原、日が差したり曇ったりの状況がわかるような画像です。しかし晴れて列車を押さえられたのは、ここぞと決めた執念の結果ではないでしょうか。
養老鉄道から南紀に来るまでの状況、しばらく来られていないようなので変貌してたのには驚きだったことでしょう!!
ちょっと長文、年寄りにはこたえました。。。www
次回は、浦島にチャレンジしましょう。

DF50 34様

長々と申し訳ない(^-^;
でもあの日のことは一生忘れられないのでつい力込んでしまいました。
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